ひとりと集団のおはなし
この記事は、
体験型イベント Advent Calendar 2015の裏企画、
体験型イベント(裏) Advent Calendar 2015の
12/17日分の記事として書かれたものです。
自己紹介
みなさんはじめまして。はるひろと申します。
こういった文章を書くのが大の苦手で、昔から作文を書くのもお昼休みまで使っていたタイプの人間です。という事で最初に言っておきます。
無駄に長いです。
そんな人間がなんでまた記事など書こうと思ったかというと裏だからです。裏なら何書いても怒られない(怒られる)
改めまして自己紹介です。
みなさんはじめまして。はるひろと申します。
以上です。
というのも、僕肩書と言えるような物はなにも持っていないんですよね。
この界隈ではよく「○○所属の~」とか「○○を制作した~」とか「○○王の~」みたいな肩書を聞きますが、いかんせん僕にはそういうのありません。
謎界隈に入ったきっかけは「Google puzzle」でした。どうせまたME○SAかどっかが作ってるんだろうと思ったら「SCRAP」という聞きなれない団体の名前があり、そこからなだれ落ちるように謎解きの世界にはまっていきましたね…
もちろん一緒に誘えるような友達も思いつかず、しばらくは一人で行ったり、チケットを譲ってもらった人とそのまま一緒にチームを組んだりしていました。
今日はそんなとこらへんのおはなしを書こうと思ってますのでよろしくお願いします。
みんなとひとりであそぶ
繰り返しになりますが僕には肩書も所属チームもありません。
それでも今ではなんだか沢山の人と話したり、それこそ一緒に謎解きゲームに参加したりするようになっています。ありがたや。
ただね、一人で参加するのはそれはそれでとても楽しいのですよ。
それがなぜかは僕もよく分かってません。なので、何が楽しかったのか書いていきますね。
まず前提としてこうやって謎界隈というところに在籍していると感じるようになったきっかけは第2回ナゾガクからでした。つまりそれまでは基本一人で謎解きしてたわけですね。それが僕の謎解きイベントへの参加の仕方でした。
じゃあ一人で参加してて何が楽しいのか
- 知らない人と謎解きできるので、常に新鮮な気持ち。
- 予定を合わす必要がないので、自分のタイミング・気分で参加できる。
- 謎解き経験者のハマりがちな発想から逸脱しやすい。(柔軟な発想が出やすい)
- 周りは知らない人(自分の世界にいない人)なので、体験の中心が自分になる。
こんなところでしょうか?
1.は文字通りです。チームを組んでいると、チームメイトの動き方や、得意分野など、ある程度解き方にパターンが生まれますよね。もちろん成功には一番近い道なんですが、成功するかしないかのドキドキ感は薄れると思います。
2.は割と僕の中では重要です。この界隈の皆さん元々住む世界がまちまちすぎるんですよね!なんで予定合わせるの大変で…だったら自分の都合で行ける日にふらっと行こう。一人で解くわけでもないし。というわけです。
3.についてはどうでしょうねー。ある公演でほんとに初めての人が「これ関係ありますかね?」って言ったやつが見事に大謎につながってたりしたことがありました。そんなとこ見ないよって思ったし、謎解きにもビギナーズラック的なものがあるんでしょうか。何度か命を助けられてる気がします。
4.は、物語体験とか主人公感みたいな話です。あまりいい言葉じゃないかも知れませんが、一人で参加するとチームメイトは「NPC」のように感じられます。んーやはりいい言葉じゃありませんねー。
チームを組んでいくのは「ギルド」のメンバーと一緒に冒険に行くのと一緒ですね。自分が弱かったりすると、強いLVの人たちが簡単に敵を倒してくれて、自分はそのおこぼれをもらえば経験値がたまっていきます。知らない人と即席のチームを作ると、「誰かが解いてくれるだろう」みたいな考えもなくなるので、自分が楽しむことに必死になりやすいです。
チームの為にとりあえず謎を解く、って感じよりも、自分が楽しむ為にチームで協力するって気持ちになります。そしてその方が必死になれます。ぼくは。
だらだら書くと長くなるのでまとまりもくそもないですがこの話はこんなところでおしまいにします。なにか感じとっていただけたなら大歓喜です。
あ、ちなみに「NPC」はノンプレイヤーキャラクターの略ですが僕は別にそういう意味で発言したわけではなく、あくまでゲーム世界での「プレイヤーキャラクター」以外の存在としての呼称として使ったということをここに弁明しておきます。やはりあまり良い言葉じゃなかったね。
ひとりであそぶ
いやいや、即席でもチームメイトがいたら一人じゃないじゃんって、そうなんですよね。書いてて思いました。
ただ本当に一人で謎解きをすることもよくあります。なぞともカフェでは基本ソロプレイですし、WEB謎の類も一人でやりますよね。
なぞともカフェで一人でプレイする理由は簡単です。
- 一人でも解けるやつは解ける。(何回でもチャレンジできるし)
- チームを組むとなると知り合いと組む他ないから。
1.はその通り。再プレイが可能ですから。失敗したってまた挑戦すればいいわけです。この辺りは必死さという面では欠けますね…どうせ自分しかいないし失敗してもいいかな、って思っちゃいます。必死なつもりでもどこかリミッターがかかってたりします。
2.なぞとものシステム上ほぼほぼ知らない人と一緒になることはないんですよね。必然的に知り合いと組む他に一人じゃない参加の仕方がない。これも必死さにかかわるんですが、やはり知り合いがいるとなんとなく任せちゃったり、あの人がいるから大丈夫だろう、とか、いろいろ考えちゃうんですよね。謎に対する必死さが減っちゃう。それこそ踊っただけで終わったりするんですよねー。
ひっしにあそぶ
ここまで書いてて、謎解きイベントに対して僕は
「必死さ」
を求めてるんだなって気づきました。
これを解かないと死ぬ!とか、そういう設定もあったりしますが、どれだけその状況が必死なのかって、体験型イベントに重要な要素だと思います。
失敗しても楽しいイベントは良いイベントだ、なんてよく聞く話ですが、華麗に殺されるというか、納得のいく形で誰でも進めるようなゴールがあったのにもかかわらず、必死にやった結果がダメだったってなったとき、そのイベントはめちゃくちゃ楽しかったって感じるんですよね。
逆にゴールが納得いくものじゃ無かったり、途中に必死さを欠く何かがあったりして冷めちゃう(あのイベントとかあのイベントとか)と、たとえ成功しても楽しいイベントじゃなくなっちゃうんですよね…
で!必死になる為に僕は一人で謎解きゲームに参加してるわけです。僕が頑張らないとみんな死んじゃうから。必死になる。僕がみんなを救うんだ!ってなる。
これが「主人公感」の正体だったりするのかもしれないですねー。
みんなであそぶ
だからね、チームを組んで遊ぶ時も、全員が必死だったらいいのです。
誰かに任せちゃえってなったり、思ってなくてもなんかいつもより動けなくなったり頭働かなくなったりしちゃうんですよねー。なんでなんでしょう。
みんながみんな、謎に対して必死で向き合った時。
脱出成功する時って大概そんな時なんじゃないかなーって、今まで謎解きに参加してきた中では思います。
「必死さ」
最初のテーマからだいぶ離れましたが多分ここが一番言いたいことだったのでしょう。
「必死さ」これって謎解きイベントに限ったことじゃないんですよね。
はい、ちょっと脱線しますよ。
「人生」って、人生で一番大きな「体験型イベント」じゃないですか。
めっちゃリアルですよね?めっちゃ体験してますよね?しかも謎だらけですよね?
確か表の方の初日でじょのさんが「日常に謎があふれてる」って話をしてました。
人生というイベントをクリアするにも必死さが大事なんですよ。
で、僕の場合一人だけでいても必死になれないんでしょうね。死んじゃっても自分だけだし。って。
でも最初からチームを組んで人生に立ち向かうと、手を抜いちゃうんでしょうね。他の人がやってくれるしって。
だからね、必死で頑張るために、守る相手がいないとだめなんですよ。
必死で助けたいとか、必死で喜ばせたいっていう相手がいないとだめなんですよ。
僕の場合はですけどね。
脱線終了。
ここまで書いて本日終了まであと6分です。
いやー長かった割にはなんかのn番煎じでしかないような気もするね。
ということで、謎解きイベントに飽きてきたー!って人で、普段知ってる人とチームを組んで参加していたそこのあなた!ぜひ一人で参加して必死になってみてね!
多分最初に参加した時はみんな必死だったと思うんだよね。
そんなころを忘れずに。
みなさんよき謎解きLIFEを。
まとまった風でまとまらない。
おわり